WORKS

プログラム事例

【フィールドワーク事例】沖縄戦の激戦地・嘉数高台公園で学ぶ「沖縄の過去・現在・未来」

こんにちは!合同会社みるぶんの野添です。

今回は、弊社のフィールドワークの中で、お客様から最も多くリクエストをいただく人気の案内スポット「嘉数高台公園」についてご紹介します!

沖縄県宜野湾市に位置するこの公園は、美しい街並みや東シナ海を一望できる景勝地として親しまれていますが、同時に沖縄戦における最大級の激戦地でもありました。

単に歴史をなぞるだけではない、私たちが大切にしている「嘉数高台公園」のガイドのこだわりと魅力をお伝えします。

1. 嘉数高台公園とは?

嘉数高台公園は、宜野湾市の南端、標高約90メートルの高台に位置する公園です。

園内には地球儀を模した展望台があり、晴れた日には宜野湾市街地はもちろん、遠くは読谷村から首里方面まで360度のパノラマが広がります。しかし、この見晴らしの良さこそが、沖縄戦において日本軍にとって絶対に譲れない拠点となった理由でした。

現在は、緑豊かな地域の憩いの場として整備されていますが、園内には当時の激戦を物語る「陣地壕」や「トーチカ」、弾痕が刻まれた壁、慰霊碑などが残されています。

https://www.city.ginowan.lg.jp/soshiki/keizai/shiminkyodo/1/2/4/heiwakinenn/kakazutakadai01.html

2. 激戦「嘉数の戦い」の概要

1945年4月1日、沖縄島の読谷村から北谷町にかけた海岸から上陸した米軍は、首里にある日本軍の司令部を目指して南下を開始しました。その途上に立ちはだかったのが、ここ嘉数の高台です。

4月8日から16日間にわたって繰り広げられた「嘉数の戦い」は、沖縄戦屈指の熾烈な攻防戦となりました。日本軍はこの地形を活かして巧妙な「反斜面陣地」や堅固なトーチカを構築し、徹底した抵抗を行いました。

また、爆雷や手榴弾を抱えた日本兵が体当たり攻撃を仕掛ける激しい白兵戦も展開され、米軍はわずか1日で22両もの戦車を破壊されるなど甚大な損害を被ります。圧倒的な物量を誇る米軍でさえ1メートルの前進も容易ではなく、その死闘の惨烈さから兵士たちに「死の罠」や「忌々しい丘」と恐れられるほどでした。

この激戦によって日米双方に多数の死傷者が出ただけでなく、巻き込まれた地元住民や学徒兵として動員された若者たちも多大な犠牲となりました。

https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0001100747_00000

3. 「合同会社みるぶん」が届ける嘉数高台公園ガイドの魅力

※展望台から見た宜野湾市街地の風景。普天間基地の滑走路が見える。

弊社のフィールドワークでは、教科書をたどるだけでは見えてこない「地域の歴史」に焦点を当てた案内を行っています。

① 沖縄戦の「前」から深掘りする、住民と軍隊の関係性

戦いの悲惨さのみならず、「なぜこの場所で戦いが起きたのか」「当時の住民は軍隊とどのように関わり、どんな日常を送っていたのか」という戦前の地域社会から紐解きます。

軍民が交錯していく過程を深掘りすることで、現代に生きる私たちにも通じる「日常が戦争へと巻き込まれていく過程を考えるきっかけをつくります。

② 園内に残る戦跡の解説

園内に現存するトーチカの弾痕や陣地壕といった戦跡を間近に見ながら、当時の戦況や兵士・住民たちの置かれた状況を解説します。過去の戦争を今に続く問題として捉え直す体験を提供します。

③ 展望台から見渡す「沖縄戦から普天間飛行場、そして現代へ」

ガイドのハイライトは、展望台から見渡せる米軍普天間基地の解説です。高台からは、隣接する米軍普天間飛行場の滑走路やヘリコプターがはっきりと見渡せます。

なぜこの場所に基地が建設されたのか、その背景には沖縄戦直後の歴史があります。終戦前後、米軍によって住民が収容所に集められている最中に土地が強制的に接収され、そのまま広大な普天間飛行場が建設されていきました。

戦時中の「嘉数の戦い」という歴史と、現在も街の真ん中に横たわる「基地問題」は決して切り離されたものではなく、地続きの課題なのです。

過去の戦争の歴史から、戦後の復興、そして現在進行形の基地問題までを、目の前に広がる実際の景色と重ね合わせながら説明します。

おわりに:歴史と現在をつなぐ学びの旅へ

嘉数高台公園は、「沖縄の過去・現在・未来」が凝縮された場所です。

合同会社みるぶんのスタディツアー・フィールドワークでは、参加者の皆様の関心やテーマに合わせて、対話を重視したガイドを行なっています。企業研修、教育旅行、個人の学びの場として、ぜひ弊社のツアーをご活用ください。

ツアーの詳細やご案内のお申し込みは、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください!

● ARCHIVE