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プログラム事例

【フィールドワーク事例】上大謝名さくら公園で学ぶ基地問題の考え方

※公園のすぐ隣には、普天間基地のフェンス。フェンス越しにはお墓が見える。

こんにちは!合同会社みるぶんです。

今回は、宜野湾市にある「上大謝名さくら公園」でのフィールドワークをご紹介します。

一見すると、どの街にもありそうなごく普通の公園。しかし、ここは米軍普天間飛行場のフェンスのすぐそばに位置する、極めて特異な環境に置かれた場所でもあります。

嘉数高台公園から「見下ろす」視点で基地の広大さを学んだ後は、この公園で実際に基地と隣り合って暮らす住民の目線に立ち、基地問題の現状を肌で感じます。

1. 私たちの「基地問題」に対する考え方

「基地問題」と聞くと、ニュースで流れる政治的な議論や「賛成か反対か」という論争を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、私たちのフィールドワークは「賛否を決める場」ではありません。

基地の存在に対する賛否は、一人ひとりが持つべき大切な意見です。しかし、私たちがここで考えたい「基地問題」とは、イデオロギーの対立ではなく、基地があることによって今まさに住民の生活に生じている「問題」に他なりません。

実際に現地を歩き、土地の歴史や人々の暮らしに触れながら、「基地があることでどんな実害や影響が生まれているのか」「そもそも基地”問題”とは何か」といった本質となる問いを多角的に考えることを大切にしています。

2. フェンス越しに見える3つの「基地問題」

① コミュニティの分断

フェンスの向こう側に残されたある痕跡から、かつてそこに存在していた人々の暮らしや集落の繋がり、奪われた歴史について思考を巡らせます。

② 人体への影響と危険性

住宅や学校が密集するエリアと滑走路との圧倒的な距離感を肌で感じながら、騒音や事故のリスクといった、住民が日々向き合っている現実的な問題に目を向けます。

③ 環境汚染と制度の問題

近年大きな話題となっている水質汚染(PFOS等)を題材に、立ち入り調査や浄化費用を巡る課題を取り上げ、沖縄にとどまらない構造的な問題について議論します。

3. 現場で深める「当事者性」と「民主主義」の問い

住民の方々が長年発してきた声や、抱える問題に触れる中で、私たちは参加者の皆様に「これは本当に沖縄だけの問題なのだろうか」という投げかけを行います。

安全保障のあり方や社会の仕組みについて、教科書の知識として学ぶのではなく、現場の空気感を肌で感じながら「もし自分たちの街だったら?」と自分事に引き寄せて捉え直します。

特定の感情や立場にとらわれず、現場だからこそ生まれる「当事者意識」や「問い」を丁寧にはぐくむ時間を創出しています。

4. 見学で終わらせず、日常に学びを持ち帰るために

また、合同会社みるぶんのフィールドワークが大切にしているのは、「現場を去った後、参加者の日常にどのような変化が生まれるか」についてです。

沖縄で見て、聞いて、感じたことを、一時の思い出として終わらせるのではなく、帰宅後に家族や友人と「対話」できるレベルまで思考を深めること。一人の気づきが誰かへの問いかけとなり、次の対話を生んでいく。それこそが、社会の課題に向き合う「探究学習」の一歩めになると考えています。

プログラムの最後には、参加者一人ひとりが自分の日常に学びを持ち帰るための「問いかけ」を用意しています。

おわりに:探究学習・研修のパートナーとして

上大謝名さくら公園でのフィールドワークは、単に基地から派生する危険性を学ぶ場ではありません。「自分とは異なる環境にある他者の問題にどう向き合うか」「社会課題に対してどのような当事者性を持てるか、気づけるか」という、深い学びの場になっています。

修学旅行や学校の平和学習はもちろん、大学の現地調査や企業研修など、それぞれのテーマや目的に応じた柔軟なプログラムをご提案しています。生徒や参加者一人ひとりが「自分自身の問い」を持ち帰り、社会構造や環境問題を多角的に考えるための生の視点を提供します。

現場でしか味わえない思考の深まりを、ぜひ合同会社みるぶんと一緒に体験してみませんか? プログラムの詳細やご相談は、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。

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